奇跡は

おこらなかった

ゆきちん永眠
11才1ヶ月

いのちあるかぎり

先日もう危ないと思っていたゆきちん
二度あることは三度あるというけれど、今回もなんとか持ちこたえてくれた

常に羽を膨らませていて全然本調子とは言えないけれど、少し体力を持ち直してきた
定期的にご飯はしっかり食べている
目も少しばかり開けるようになってきた
壷巣から顔を出して寝るようになった
時々壷巣から出てくるくる回って遊んでいる？
手に乗せるとピヨピヨ…とかすかな声で答えてくれる
血色も黒赤い嘴からピンク色の嘴になってきた
ドーピング万歳？

最期を看取ってあげたかったので今週は外出を必要最小限にしていた
ずっと観察してみた
すると午前中はぴったり2時間おきにご飯を20～30分かけて食べる
午後はお昼寝タイム？なのかきっかり3時間

この子の「生きたい」という本能には感服する
最期まで飼い主としての義務を果たしていこう

いのちつきるとも

我が家の最年長白文鳥のゆきちん♂
自分とペアになったのはもう11年も前
彼女をあてがってあげられなく、動物としての一生が送らせてあげられなくて後悔はしてる

今までに命の危機が2回ほどあったけれど、生命力の強さか生き延びてくれた
しかし今回ばかりは限界みたい

月一の健康診断で先生にこの冬は厳しいとの宣告…
肝臓の薬を続けているけれどちっとも小さくならない
そして肝臓が呼吸器を圧迫して苦しそうにはぁはぁしている

目も見えない
飛ぶこともできない
鳴き声もかすかな声
でも必死に生きようとご飯を無心に食べている
食べた後は放心状態になる
意識朦朧で今にも倒れそう（でも倒れない）
この冬はおろか今週いっぱいも厳しく感じている
しかし自分が動揺すると心配かけましとして元気なふりをする

見た目はボロボロなのだけど、この小さないのちは美しい
でもなんてはかないのだろう

若き日のゆきちん
やっぱり美男子だ